GNUのscreenとは似ていますが、一番重宝されるのは端末多重接続のほかに、この「制御端末からプロセスを切断することもでき、SSH セッションを SSH 接続をしていない状態でも維持することができる」部分でしょう。
1.tmuxを使うことによるメリット[7]
- 1つの端末で複数の擬似端末を起動可能
- 複数の端末を立ち上げずに、tmux上の擬似端末を切り替えてオペレーション可能
- 起動した仮想端末を画面分割して使用可能
- 他のファイルを参照したりログ出力を参照しながらオペレーション可能
- 起動した仮想端末上でコピペが可能
- マウスを使わず、tmux内でキーボードのみでのコピペが可能
- 起動した仮想端末のデタッチ(切り離し)/アタッチ(接続)が可能
- tmux実行端末とのネットワークが切れても問題なく、異なる環境から同じtmuxセッションへ接続可能
「prefix」はデフォルトで、「Ctrl + b」、つまりCtrlキーとbキーを同時に押すことです。「prefix + ?」は、まず「Ctrl + b」をおして、それから、「?」を押すことです。三つのキーを同時に押すのではないです。
コマンド | 役割 |
---|---|
prefix + ? | キーバインド一覧 |
prefix + s | セッションの一覧表示 |
prefix + c | 新規ウィンドウ作成・追加 |
prefix + w | ウィンドウの一覧 |
prefix + & | ウインドウの破棄 |
prefix + n | 次のウインドウへ移動 |
prefix + p | 前のウインドウへ移動 |
prefix + | | 左右にペイン分割 |
prefix + - | 上下にペイン分割 |
prefix + h | 左のペインに移動 |
prefix + j | 下のペインに移動 |
prefix + k | 上のペインに移動 |
prefix + l | 右のペインに移動 |
prefix + H | ペインを左にリサイズ |
prefix + J | ペインを下にリサイズ |
prefix + K | ペインを上にリサイズ |
prefix + L | ペインを右にリサイズ |
prefix + x | ペインの破棄 |
prefix + スペース | ペインのレイアウト変更 |
prefix + Ctrl + o | ペインの入れ替え |
prefix + { | ペインの入れ替え(上方向) |
prefix + } | ペインの入れ替え(下方向) |
prefix + [ | コピーモードの開始(カーソルキーで移動) |
prefix + v | コピー開始位置決定(viモード) |
prefix + y | コピー終了位置決定(viモード) |
prefix + Crtl + p | コピー内容の貼り付け |
3.tmuxのインストール
参考リンク[7]、[8]、[9]などをご参照ください。
4.tmuxの開始
デフォルトのままで起動するには、単純に「tmux」だけでいいです。
セッション名をつけて起動する場合、以下のオプションを使います。
tmux new-session -s <session-name>
例えば、
tmux new -s session1
5.作業中断:セッションのデタッチ
prefix + d
6.tmuxの動作中端末の確認
tmux list-sessions
7. 作業復帰:セッションのアタッチ
tmux a -t <session-name>
参考リンク
[1] tmuxを必要最低限で入門して使う[2] tmux (Wikipedia日本語)
[3] tmux (Wikipedia English)
[4] tmux (Official website)
[5] tmux manual page (OpenBSD manual page server)
[6] tmux (github日本語)
[7] tmuxを使い始めたので基本的な機能の使い方とかを整理してみた(完熟トマト)
[8] 初めてのtmux (インストール+設定+簡単な操作) (CentOS6.4)
[9] Macにtmuxを導入する
[10] Windows 10 のターミナル設定(MSYS2編)(TMUXをWindows10で使う)
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