Tuesday, March 14, 2023

二股ソケット・商売・政治

 「痒い所に手が届く」とは、imdeiaによると、「(背中の痒い所にまで手が届くところから) すみずみの細かい所まで、神経が行き届くことをいい、配慮に手抜かりがないことにたとえる。」

 人類社会の発展の初期は、「痒い所に手が届く」商品やサービスがほとんどでした。近代歴史機で言うならば、松下の初期のヒット商品である二股ソケットは、その代表作です。庶民の日常の悩みを痛快に解決してくれた、棚から牡丹餅でした。それは、食料品や塩、石鹼などをはじめとする商材の位置付けでした。つまり、生活に欠かせないものが中心でした。

 なんだかんだの「革命」によって、マスプロダクションが急速に発展しました。それにより、ありとあらゆる、簡単に想像できるものやサービスは褐炭で大量に社会に提供できるようになりました。

 現代社会は資本主義が経済の基本様式です。投資して利益を得るのは基本的な方程式です。株式の成長によって、その利益に対する欲望がどんどん膨らんでいきます。投資した会社は売り上げや利益率は下がれば問題視されるのは当然なことで、維持されているだけでも問題だと思われ端ます。つまり、「成長」し続けないと、投資する価値がなくなると思わます。

 結果としては、その「成長」のために、消費者の「痒み」を無理やり作り出す方向に暴走し始めす。人間の恐怖心や不安、欲望などをうまく利用して、なくても困らない商品をなければ困るように思わせて買わせます。つまり、消費者中心ではなく、利益中心の経営戦略が主流になります。

 残念ながら、ほとんどの「民主主義」国家も、野党の政党は有権者のためではなく、その政党中心の政策を取り続けると思われます。それは、政権を維持するために雇うに勝ち、選挙を勝たなければいけないからです。すべての野党は同じように有権者のために政策を取るならば、「差別化」がなくなり、全員が勝者になりかねないです。選挙に勝つために自分の政党に有利な政策(作戦)を取らざるを得ません。