Thursday, December 12, 2013

Kakkonto vs. Isatis tinctoria L. 葛根湯(かっこんとう)と板藍根(ばんらんこん)

風邪気味だと言うと、日本ではすぐ「葛根湯を飲みなさい」と言われ、中国では板藍根が出されます。

葛根湯には、プエラリン、ダイゼイン、パエノフロリン、桂皮酸、グリチルリチン、エフェドリン、ジンゲロールが含まれている。主要な活性成分は、エフェドリンおよびプソイドエフェドリンとされている。構成生薬は葛根、麻黄、桂枝、芍薬、生姜、大棗と甘草です。

基本方剤である桂枝湯(桂枝・芍薬・生姜・大棗・甘草)に葛根・麻黄を加えたもの。表寒証用の方剤。
桂枝湯は弱い発汗薬で、これに強い発汗薬である麻黄を加えより発汗作用を強化した。また、葛根には鎮痛作用がありとくに首筋の凝りをとる作用があるとされる。
芍薬は漢方薬の代表的な鎮痛剤の一つ。生姜・大棗は方剤全体の副作用を緩和する目的でペアで多数の方剤に使われる。甘草には元来喉の痛みをやわらげる作用があるが配合されている量が少ないことからあまり効果が期待されておらず、副作用を緩和する目的で加えられたと考えられる。
原典には、葛根と麻黄を先に煎じ、後から他の生薬を加えてさらに煎じるとされている。この方法は麻黄の主成分であるエフェドリンをより多く抽出することができる。(Wikipedia)。

一方、板藍根(ばんらんこん)は、アブラナ科タイセイ属の植物の一種であるホソバタイセイの根の部分を指します。中国では、ホソバタイセイ以外にも、キツネノマゴ科の植物であるリュウキュウアイの根が板藍根として用いられています。板藍根は、解熱作用や抗ウイルス作用があることで知られています。(wakasanohimitsu)。

No comments:

Post a Comment