Wednesday, August 15, 2012

Vietnam Agent Orange ベトナムの枯れ葉剤問題

    米軍によってベトナム戦争で沢山散布された枯れ葉剤(Agent Orange)は数十年経ってからも、いまだに人々に害を与えてつけています。その悪のもとであるアメリカ政府は、その解決の責任から逃れようと同じ数十年も「努力」し続けてきました。
    しかし、最近突然アメリカ政府から、数千万ドルを出資して、被害面積のわずか一部について、枯れ葉剤の主成分であるダイオキシン(猛毒!)除去作業を開始しました。
    何故でしょうか?いったい何が起きて、アメリカ政府の重い腰を動かせましたでしょうか。
    それは、何も中国政府の「最近南シナ海問題での対中牽制でも利害一致」しているからのは一因だそうです[1]。
     悲しいことに、人命も、人の健康などは政治の手札に使われたり、それによって左右されたりするのは、いつまで経っても、どの政府も同じです。ベトナムにおける枯れ葉剤問題は、誰にとっても分かりやす過ぎることです。しかし、正義の象徴と自負しているアメリカ政府は堂々とそれを否定してきました。また、そうことをして置きながら、平然とほかの国の是非を正々堂々と論じてきています。
    何もここで反米運動を起こそうとしているわけでもなんでもないので、誤解をしないでほしいです。簡単にメディアの事を信じて、あるいはメディアを操って当事者にとって好都合なメッセージを信じ込むのはよくないことを言いたいです。
    明らかな矛盾を簡単に見抜く知識と努力が常に必要です。

参考リンク
[1] ベトナムの枯れ 葉剤 / ダイオキシン問題 ――解決の日はいつ
[2] Vietnam Agent Orange Relief & Responsibility Campaign
[3] ベトナム 米越合同の枯葉剤汚染除去作業始まる 深まるアメリカとの経済関係
アメリカに「正義」はあるのか?
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アメリカは本当に正義の国なのでしょうか

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