Thursday, June 14, 2012

Talmud Study in South Korea 韓国とタルムード

    偶然ある韓国知人が読んでいる本を見ました。ハングルですので、内容は分かりませんでしたけど、英語のタイトル一つだけあったので、よく見てみました。それでも分かりませんでしたので、その友人に聞きました。「これは、世界的に有名な作者の本ですよ」とあっさり答えてくれました。何も、アイシュタインと並べる程有名だそうです。さらに、韓国では子供の時から習っているそうです。

    しかし、恥ずかしながら、その”Talmadic Education”というタイトルを何度読んでも、どこでどう有名かは全くピンときませんでした。

    すこしウェブで検索するとすぐわかったのは、タルムードTalmud)のことでした。とても難解で複雑なものですので、Wikipediaの解説を一部下に引用します。
tulmudタルムード(ヘブライ語: תלמוד‎ Talmud、「研究」の意)は、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。ただし、聖典として認められるのはあくまでヘブライ語で記述されたもののみであり、他の言語に翻訳されたものについては意味を正確に伝えていない可能性があるとして聖典とはみなされない。
    ユダヤ人はいろんな分野で成功を収めたのは、このようなきちんとした文化的な基礎があるからに違いありません。その結果、世界大国のアメリカでも、数十パーセントの富はユダヤ人によってコントロールされていると言われています。

    そのタルムードの教えには以下のようなものが含まれるそうです。
1)笑いなさい、
2)他人とは違うものを発見せよ、
3)権威を憎み、権威になるべからず、
4)逆境こそチャンスと考えよ、
5)カネより時間を大切にせよ、
6)まずは元手がいらないことから始める、
7)相手の話は自分の話の2倍聞け、
8)生涯にわたって学び続けよ
9)カネは奪われるが知識は奪われない、
10)知識より知恵を重視せよ。
Korean Tulmud
    もっと感心したのは、その友人は、自分の子供教育にその本を参考にしていることです。子供がわがまま言いだしたり、暴れだしたりすると、親としての感情コントロールはとても難しいと嘆いています。さすが教育熱心の韓国で、やはり発想は違います。先進的なものをとことんと取り入れようとする姿勢には脱帽します。

    こういう話となると、恐らく世の中のどの親にとっても難しいことでしょう。だから、ニュースにも時には報道されているように、子供の虐待が問題になっています。残念ながら、一般の過程では、子供に十分な教育(親からの指導や監督などを含め)を提供できていません。子供達の自力で、考え方や、性格の形成などは行われています。

    各種の宗教活動に時間を費やしている家庭もありますが、この韓国人の知人のように、同じ程度の精力を自分の子供の教育に注ぐべきです。


参考リンク
教育改革はユダヤ「タルムード」の教えを手本に
Talmud Study in South Korea
Koreans love studying Talmud!

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