Thursday, March 19, 2020

About Investment - Is There any Guaranteed Wining Equation?投資の話ー意義・必勝法ある?

President Womanには「日本人が投資でお金を増やす人を嫌うワケ」という興味深い記事があります。

「多くの人が株式投資と言えば、株を売ったり買ったりすることであり、相場で勝負することだと思っている」からはじまり、 「目先の相場の値動きを予測して勝負するという考え方は、多分に投機的行為と換言できます」と続きます。

ここまでは、確かに殆どの人が思うことでしょうし、現に売り買いを繰り返さないと、利益をどう出すかという疑問もあります。もちろん、安く売って高く売れるならばです。

そもそも、普通の人にとっては、投資とは「金儲け」の手段です。つまり、利益を得られる手段だと思っています。なんでもそうですが、買ってから保持する期間はともかく、買うより高い値段で売れないと、利益ところか、元金を減らすだけです。

仮に保持している間配当金を得られるとしても、有価証券を売った金額に配当金の合計は購入金額より増えなければ、利益を得られません。

では、「投機的行為」ではない「投資」はありますか?

同記事によると、「「本物の投資は時間がかかる」と続いています。

「では「投資」とは何か? それは実体経済の中に資金を投ずる行動です。経済活動にはお金が必要であることは言うまでもありません。産業界は世の中がより便利で豊かになり、生活者を喜ばせ満足させることを目的に事業を行っています。そうした付加価値を提供するためには、産業に携わる人々のたゆまぬ努力と共に多くの資金が不可欠で、本来投資とは実体経済における資金需要に応える立派な金融行為なのです。」

「実体経済における資金需要に応える立派な金融行為」となると、慈善事業にように聞こえて、うさん臭く感じ始めませんか?

その続きに、「そしてビジネスが実現する付加価値こそが経済成長の源泉です。つまり本物の投資のリターンは相場の値動きではなく、投資した先が新たな価値を実現する=成長からもたらされるもの。成長して増えた価値から、「あなたの資金提供のおかげですてきな価値を創出できました」と御礼として受け取る分配なのです。」ときました。

要約すると、分配、つまり配当金(?)は投資者が得られるものです。

ここまでも、「分配」は、冒頭にある「投機的な行為」で狙う利益の一種であり、何も変わりがありません。

投資した先はめでたく成長し、それに伴い大体の場合株価も上昇すると、当然市場価格で関する価値も増加します。さらに配当金が加わると、投資者もめでたく恩恵を受けます。

しかし、投資した先は成長しないか、最終的にダメになってしまったら、原資が減るか、なくなってしまうことになります。

これは、「本当の投資」といわれるものでは、元本が保証されないリスクがあることになります。

最後に、「真っ当な投資マネーは経済活動の糧です。そして投資とは、より豊かな社会の実現への意志を込めた資金提供であり、すなわち未来へ向けた立派な社会貢献の一環なのです。結果として豊かさの実現という成長から御礼でいただくのがリターンと考えれば、成長が見いだせる先に投資すればお金は合理的に育つ。」ときました。

自分の大事なお金は減ってもなくなっても平気だと思うならば別ですが、投資によっていずれ利益を得たいと考えるならば、やはり「成長が見いだせる先」を選ぶという「ギャンブル」と付き合わなければいけないです。

だったら、利益という意味で考えるときに、この「真っ当な投資」は、一般の人が考えている「投機的行為」と、いったいどう違うのでしょうか?

「President」という雑誌は、経済について権威的な存在というイメージがあるが、どうも上記の記事の真意を理解できません。

なんでもいいから、ギャンブルして、証券会社を設けさせましょうとしか聞こえません。

もっと言えば、この記事を最初から最後まで読んでも、「投資」における必勝法はないようにしか読み取れません。

実際そうでしょう。あれば、あとは資金力の勝負になります。多い方は絶対最終的な勝者になります。

たまに、「株で、年12回、月36万円の副収入」のような広告を見るが、極端ないい方をすると、詐欺です。平均年収450万円と言われる、平均収入近辺の人達には、縁のない話です。正確に言うと、危険しかない話です。

[3]では投資に関する賢人の投資格言をまとめました。まとめるとやはり必勝法はないことです。
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投資の肝となる格言3つ
●投資格言1:人の行く裏に道あり花の山
●投資格言2:遠くのものは避けよ
●投資格言3:行き過ぎもまた相場
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■タイミングに迷ったとき参考にしたい格言5つ
●投資格言4:麦わら帽子は冬に買え
●投資格言5:知ったらしまい
●投資格言6:落ちてくるナイフはつかむな
●投資格言7:二度に買うべし、二度に売るべし
●投資格言8:見切り千両、損切り万両
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■こころを保つ格言2つ
●投資格言9:辛抱する木に金がなる
●投資格言10:休むも相場

違法な操作は唯一の「必勝法」だから、裁かれるリスクを背負っても実行したくなるは人間だ。




「 アリババグループ・ホールディング(ダニエル・チャンCEO)の株式を売却し、再評価益4兆6000億円を計上すると発表したが、最終赤字から脱せなかった。
 最大の要因は、中核事業のビジョン・ファンドが経営不振に陥ったことだ。4―6月期に四半期ベースで過去最大の3兆1627億円の赤字を計上している。
 つまり、平たく言えば、賭博でボロ負けしたこと。



(7/2)Investors should short the US stock market as recessionary fears become self-fulfilling, investment research firm says。アメリカの株式市場は明らかなバブルだが、言う人はいない。だから、バブルだ。




(2/18)暗号資産投資トラブル 「余生の資金奪われた」憤る被害者

(11/26)世帯年収1400万円超「パワーカップル」が自信満々で始めた株式投資の末路。「5000万円以上あるはずの証券口座の残高はそのときすでに1500万円を切っていた」。よくある投資関係の雑誌や記事は成功例しか紹介しないが、現実は厳しい

投資市場における不正な操作は測りしれなかろう。問題はその摘発が難しいこと。



(2021/8/31)Billionaire Investor Who Predicted the 2008 Housing Crash Says Crypto Is a 'Worthless' Bubble サブプライム危機を正確に予測した人は、暗号化資産は価値のないバブルだと予言した。そうなるでしょう。

FXで失敗する人に共通する5つの事例とその回避策【初心者必見】では、以下の事例と対策お上げているが、その「対策」も「必勝」を保証できるものではありません
 よくある失敗その2「損切りができない
  損切り対策① 損切りルールを作り死守する
  損切り対策② 逆指値注文
  損切り対策③ OCO注文
  損切り対策④ トレール注文
 よくある失敗その2「ポジポジ病
  スプレッド対策① スプレッドが開く理由を知る
  スプレッド対策② 通貨ペアのスプレッド幅の違いを知る
 よくある失敗その3 ギャンブル的刺激のあるハイレバレッジ取引
  レバレッジ対策① FXの最小取引量(Lot数)を知る
  レバレッジ対策② 少ない倍率で慣れていく
 よくある失敗その4 スワップポイント狙いで為替差損
  スワップポイント対策① レバレッジは極力低く設定する
  スワップポイント対策② 積立、長期、分散を心がける
 よくある失敗その5 多数の通貨ペアに手を出してしまう


プロも予測不能?翻弄される日本経済はまるで「プロ」が予測できた時もあったかのように言っているが、偶々予測が当たったことがあっても、いつも(大体でも)当たることはなかったです。同記事の分析も適当な理由を付けているだけ。


トークンエコノミー理解のための最初の一歩。ただでさえややこしくなってきた金融商品はさらにその難解さと危険性を極めようとする連中がいる。人類の誇り高き文明は破滅への加速はつい頂点に向かおうとしている。

There's A Way You Can Beat The Best Investors. You've Just Got To Know When To によると、「But then the economists looked at these investors' performance when selling stocks. It turns out they're bad, much worse than the monkey. The stocks the investors sold ended up going up in value faster than the stocks they decided to keep. If their clients had instead hired the monkey with darts to randomly choose which stocks to sell, the clients' portfolios would have earned 0.8 percentage points more per year. Again, that is a huge amount in the world of finance. Goodbye Bugatti, hello Ford Focus.」つまり大手金融会社は株を売るタイミングがランダムに決めるよりも悪いことです。
「Selling Fast  and Buying Slow」 と題する研究があり、金融会社の売る技量の悪さを分かりやすく解析してくれている。

(2021/6/18)「 アルケゴス問題、大手行の耐性の必要性示す=スイス中銀」、「アルケゴス問題はなぜ起きた?背景や株価への影響もわかりやすく解説」などで報道されたファミリーオフィスアルケゴスの破綻は、いわゆる金融業の裏にある汚い話の一つに過ぎないです。
情報開示の義務がない?!どういうこと?


(2020年3月19日読売新聞)「NYダウ、一時2万ドル下回る…3年1か月ぶり」によると、「18日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比1338・46ドル安の1万9898・92ドルだった。2017年2月以来、約3年1か月ぶりに2万ドルを割り込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、パニック売りに歯止めがかからなかった。下げ幅は一時、2300ドルを超え、節目となる1万9000ドルを下回る場面もあった。 18日も株価が急変動した際に取引を一時中断する「サーキット・ブレーカー」が発動され、15分間取引が停止された。発動は4回目となる。」

新型コロナウイルスの影響を受けての連日に渡った株式市場の崩壊です。約三年で、ダウ平均を3割以上下げた。逆から考えると、3年でダウン平均は50%位上昇したことです。しかし、経済規模はそれに比例して上昇したかと言うと、そうでもないはずです。GDPなどの上昇率とほぼ同じで、GDPの上昇率はそれほどなかったからです。

今「AI」が盛んな時代で、取引のほとんどはロボットが行っています。しかし、ロボットでも人間が作ったもので、人間の心理を代表してます。不安材料がちょっとでもあると、すべてのロボットは似たような動きをしはじめて、乱高下劇が始まります。

それを極めたのは、今回のコロナ騒ぎです。ダウ平均はなんと連日千ドル単位の上げ下げを繰り返しました。その結果、一ヶ月以内に、30%以上下げました。

過去を振り返っても、30%は一つの節目らしいです。果たして今度の騒動はそれで治まるでしょうか。


 「暴落相場時の個別株投資で守るべき「4カ条」とは」によると、下げ過程の中での 戻しに手を出すなとのこと。その4カ条は「(1)焦って買わないこと、(2)底値を買おうとしないこと、(3)常にキャッシュに余裕を持っておくこと、(4)銘柄選択がすべて」とのことです。
 個人的には、唯一の必勝法は暴落相場における買いです。
 底値を見極めるのはナンセンスですので、余剰金に余力を保ちつつ暴落の過程において少しづつ勝っていけば、100%利益を確保できます。上記の4カ条は確かに銘記すべき戦略です。

投資の格言には、「落ちてくるナイフは掴むな」というものがあるそうですが、そうでもないとも思います。回復するまで待つ余裕があれば、上記の4カ条さえ守れば、損することは無いでしょう。


 (2020年4月3日)「年金運用の赤字、過去最大に 1~3月期、新型コロナ株安響く」によると、「公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の1~3月期の運用は17兆円前後の赤字になるとみられることが2日、民間エコノミストの試算で分かった。運用資産の半分を国内外の株式に投資しており、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な株安が響いた。四半期ベースで過去最大の赤字幅とみられ、2019年度全体でも8兆円前後の赤字になる見込みだ。」
 いわゆる「プロ」達が運営しているので、株式市場が崩壊しているから仕方がないといういいわけは効かないでしょう。

 必勝法があれば、どんな相場でも勝てなければいけません。暴落相場だったら大損するなら、いわゆる素人と同じではなかろうか。


パニック売りどこまで続く?恐怖指数ではかる日本株「押し目買い」タイミング」(2020年4月6日楽天証券)によると、
「再び、急落の日経平均。「二番底」トライ?
 先週の日経平均株価は、1週間で1,569円(8.1%)下がり、1万7,820円となりました。先々週(3月23~27日)、1週間で2,836円の急反発となりましたが、その半分以上(55%)を失った形です。
 コロナ・ショックが起こり、世界的な株の暴落が始まったのは、2月25日でした。2月25日から3月19日まで、わずか4週間で日経平均は6,834円(29%)下がりました。ただ、これは、あまりにも下落ピッチが速過ぎて、短期的に「下げ過ぎ」感が強まりました。

 先々週(3月23~27日)、日経平均は一転して1週間で2,836円(17%)の急反発となりました。ただし、1週間で17%高は、どうみても「反発ピッチが速過ぎ」でした。日経平均が急反発している間にも、新型コロナ・ウイルスの感染拡大は一段と深刻となっていたからです。そして先週は再び、日経平均が急落し、二番底を試す懸念が生じています。」
 果たして、この二番底は現実になるか?
 下げすぎというのは、本当に言えるか?

コロナ&米中危機で、いよいよ「安倍退陣と日本株暴落」のヤバいシナリオ」(2020年5月25日)では、「日経平均株価1万5000円割れへ…!?」という予測もあるが、果たしてどこまで当たるものでしょうか。

20歳の株取引アプリユーザーの自殺、暗号資産取引所の投資家保護は万全か?」はギャンブラーの悲劇の一例です。

テスラ株1000ドル超えは過大評価、モルガン・スタンレーが警告」はギャンブラーの幼稚な心理を示す一例です。モルガン・スタンレーところか、平常心を持つ人ならだれにでも一目瞭然の実々であるのに、ぎゃンブラたちは過大に評価される株を買い続けます。

「投資」と「投機」の違いとは?ギャンブル性や英語表現も解説」(Trans.Biz)という記事では、以下の説明があります
「投資」と「投機」ではギャンブル性が違います。「投資」はできるだけリスクを避け、堅実に利益を得る「ローリスク・ローリターン」が基本です。しかし「投機」の場合はギャンブル的な考えが根底にあります。将来への貯蓄をあまり考えず、その時の気分やノリで資金を投じ、加えて多大な利益を期待するのが特徴です。
言い換えれば「投機」が悪くてリスクが高いで、「投資」がよくでリスクが低いです。また一生懸命印象付けしようとしているのが、「投資は安全で損しない」ことです。

 それは、まったくのサギです。

 投資は立派な投機で、ギャンブルです。

 「投機」とは、三省堂大辞林第三版によると、
① 偶然の利益をねらって行う行為。
② 将来の価格変動を予想して、価格差から生じる利益を目的に行う売買取引。
つまり、Trans.Bizでいう「投資」も、「投機」の意味に含まれます。

 世の中、金融商品を商売道具とする悪者たちは、「投資」を「安全で必ず儲かる」で摩り替えようとします。それで、初めてその悪者たちが「投資者」から莫大な利益を貪ることができます。詐欺師がよく使う常套手段です。

(2020年7月15日)「高騰続くテスラ株、まだ55%の上昇余地-アナリスト」によると、「ポッター氏は目標株価を939ドルから2322ドルに引き上げた。これはブルームバーグが調査したアナリスト30人の目標株価で最高。新たな目標株価は今後12カ月でさらに55%上昇する可能性を意味する。」1000ドルでも高いといっていたのに、2322ドル?55%上昇というのは、どういう計算?倍以上ではなくて?とにかく、責任を持たない占屋さんの言い放題です。

「100万円が1億円」株の甘い罠にハマり痛い目見る人の特徴」は、「『株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座』 」という本より一部抜粋しているようです。ざっと読んでも、これというコツとか秘策とかは見当たりません。「安値で買って高値で売れば利益が出る、高値で買って安値で売れば損が出る」を踏まえない投資家が多いということだけは、分かりやすいですが、何の役にも立ちません。

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参考リンク

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