さらに、なんと火星も買えるようになりました。
こんなバカな話に乗るバカがいるかと思ったら、すでに167国の500万以上の人が、月の3億エーカーの土地を買ってあります!
他には、水生、金星、土星の衛星IOなどの土地も買えるようです。
Buy land on the moon |
Buy land on the Mars |
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(2021年1月28日)「SFさながらのスペースコロニーを準惑星「ケレス」上空に建設する計画 最大収容人数は世界人口の約1万倍!」
(2021年1月12日)「火星への移住は無理だった? そこに「大気」はつくれない、という研究結果」で引用したジャコスキー氏の話、「科学からは離れて、テラフォーミングについて根本的に問い直してみましょう。地球に住めなくなった場合に備えてバックアップとして居住可能な場所を用意しておくというのは、ばかげた議論だと思います。外的な要因も考えられますが、地球環境を破壊しているのは人類です。はるか遠くの火星を変えるより、地球というわたしたちが住むうえで素晴らしい環境を備えた惑星を守ることのほうが、よほど簡単です」はごもっともである。
「イーロン・マスクの「火星移住計画」はどれくらい現実的か? 専門家が検証してみた」で引用したイーロン・マスク決意、「わたしは火星への移住が実現可能な目標になってほしい。わたしたちが生きているうちに、火星に到達することを望む人が誰でも火星に行けるようにする方法は、存在するはずだ」は、ビジネスのための洞吹きで、公然な詐欺に過ぎない。おかげで、2021年1月9日の時点で世界一の金持ちにはなったが、氏が生きている間に火星に行けなくても、氏にとっては何ら問題もない。
同記事では、以下の項目だけについてちょっと議論したが、そもそも、実際の生活のためにも無数の課題がある。
1. 移住先
2. 離着陸技術
3. 通信システム
4. 放射線
5. ロケットの設計
6. 時間
火星の重力は地球の三分の一強程度(9.80665m/s2対3.71m/s2)で、大気の主成分は二酸化炭素(95.32%;他には窒素、アルゴン;酸素は0.13%)、大気圧は平均750パスカルであり、地球の海面上の平均である101.3キロパスカルのおよそ0.75%、有効温度は氷点下56℃である。唯一の朗報は表面積であり、地球の表面積の約4分の1であるが、地球の陸地の面積(約1.5億平方キロメートル)とほぼ等しい。
仮に十分な人が火星にたどり着けても、「地球というわたしたちが住むうえで素晴らしい環境を備えた惑星を守ることのほうが、よほど簡単です」というのは常に正論となる。まして、いくつか提案された火星の環境を人間が住めるように改造する案は、少なく見積もって数千年かかるものである。それだけの時間があり、人間様が十分なやる気があれば、地球をいくらでもより快適な環境に保持できる。
もっと遠い先のことであれば、確かに太陽が燃えついて、どんどんぼうちゅして、地球が火星より先に太陽に飲み込まれることになる。しかし、それは、「「地球生命の寿命」13億年延びる?:「熱くなる太陽」と地球の気圧」によると、これから十億年以上先の話であり、今までのすべての人間が微塵なく消えているか、わずかな化石となっているかの話である。それを今から心配するのは、杞人之憂だろう。
それをもって人々を脅かして、変な商売をするのはいくらでも考えられてるし、イーロン・マスクみたいな人はその代表者である。
因みに2021年1月12日現在でも、Buymarsとかで、火星の土地を「買う」ことができる。29.95ドルより!
米ヴァージンの宇宙旅行、価格は約5000万円 - 商業運航は2022年後半からが提供するのはサブオービタル飛行で、「サブオービタル飛行とは、宇宙の入口である高度80~100kmまで行って、すぐに降下して帰ってくるというもの。地球の軌道に乗る宇宙船とは異なり、宇宙空間にいられるのはわずか数分間だが、窓から青い地球や黒い宇宙空間を眺めることができ、船内は微小重力(いわゆる無重力)状態になるため、宇宙にいる感覚を味わうことができる。」
これを宇宙旅行と称して、提供するか、自慢するのは、詐欺もいいところです。いつまで経つても大人になれないアホです。
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