Thursday, May 15, 2025

PFAS Forever Chemical ピーファス・人工毒物




「健康への影響が懸念される有機フッ素化合物(総称PFAS(ピーファス))について、米環境保護局(EPA)は14日、バイデン前政権下で定めた水道水の基準値を守るべき時期を2年遅らせる、と発表した。基準値の達成を当初想定していた2029年から31年に延期し、事実上、規制を緩める。
 水道事業者に対応する時間的猶予を与え「常識的な柔軟性をもたらす」(EPAのゼルディン長官)ための措置だと説明している。世界的にも厳しい米国のPFAS規制は各国が参考にしており、日本での規制の議論にも影響を与える可能性がある。
 PFASは自然界でほとんど分解されず、人体に取り込まれれば体内に残るため「永遠の化学物質」とも呼ばれる。PFASのうち代表的なPFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)について、EPAは24年4月、これまでは1リットルあたり2物質合算で70ナノグラムとしていた基準値を、各物質4ナノグラムへと厳格化していた。EPAによると、この基準値は今後も維持する。ただ、PFASのうち、欧州で規制が進むPFHxSやGenXといった物質の規制方針は見直すという。
 日本では、20年にPFOSとPFOAの合算で1リットルあたり50ナノグラムとする暫定目標値を設定した。米国の動きなども踏まえて24年度に検討が進み、26年4月から自治体などに水質検査の実施などを義務づけることにしている。」

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